何故、人は「サイト閉鎖」が憂鬱なのか。

シャボン玉消えた。飛ばずに消えた。

なんと言いましょうか。
個人サイトと申しますものはシャボン玉のように儚いもので。
ついこの前まで元気よく毎日更新していたのに、ここ1週間前くらい頻度が落ちきたな〜、なんて思っていたら途端に閉鎖宣言、という場面に最近よく出くわします。

個人が運営者ですからね、いろいろ事情がありましょう。
しかし閉鎖ってできるだけして欲しくないものですね。

目的達成を持って閉鎖とか、きりのいい時期に閉鎖とかが閉鎖時期としては多いようです。去り際の美学というか、変な時期に突然閉められたり、ヘタレ管理人が夜逃げのごとく逃亡したりするよりはよっぽどきれいな終わり方です。

けれども、けれども。
やっぱり閉鎖はして欲しくないです。

サイトの終焉って、管理者側は多分、「自分の作ったサイト」という一作品の、いわゆる映画や連続ドラマの幕切れのように認識してると思うんですよ。
自分で作ってるから、どういう風に終わるかも、どの辺で終わりかも、自分ではなんとなくわかってるし。

けれど閲覧者側は自分が見ているサイトの終焉についてそうは感じてないと思います。ドラマや映画を見終わったというよりは、毎月買ってた雑誌が休刊に追い込まれたり、お気に入りの本をある日突然紛失してしまったような気持ち、要するにちょっとショッキングで納得のいかない出来事なんですね。

ドラマや映画は「1クールで最終回」とか「これくらいの時間で終わる」とか、見る側がお約束として知りながら見ているのでショックが少ないですけれど、個人サイトは違いますもん。ほとんどの場合が唐突。予告があったとしても数週間前。本当なら少なくとも半年前くらいから知らせて欲しいとは思いませんか?(笑)見る側としてはね。

だから私は「サイト名・ハンドルは極力替えない」「みだりに閉鎖しない」ってことを心がけて運営しています。ずーっと昔にネットで知り合った人が安心して来れるように。今回、サイト名替えちゃいますけど。検索キーワードには「MaDLaboratory」って入れておくつもりです。

そして、サイトの形態は途中で変わっても、ライフワークとしてサイトの管理を続けていきたいな、なんてことを考えています。