変化したテキストサイト 〜どこへ向かうのか
昨日の日記で、みうらじゅん御大の名言を表題に据えましたが、今日こんなものを見つけました。
もうね、
「今年は道祖神がハヤるよ」
とか
「相撲取りはヘソピアスってダメなの?セクシーで良いと思うけど」
とかさ。
ハハハハハハハ・・・・・・・・・。この人みたいな生き方してぇ〜。
個人的には宝島社「VOW」での「絶対入ってるよ、これ」がお気に入りです。
さて、輸入された当時、紹介した人の紹介の仕方が非常にアレだったため*1、一斉に反発を食らうことになった「Blog」ですが、芸能・文化人が「これは便利」とばかりに次々参加したため、すっかり定着してしまいましたね。
ひょっとしたらもう一般*2にも浸透……とまではいかないけれど、「ああ、聞いたことある」ぐらいのレベルには達しているのではないでしょうか。<Blog
今書いているこの「はてなダイアリー」もいつの間にやらBlogに分類されてるみたいだし*3、某所でlivedoorblogを使っているのですが、これがなかなか使い勝手が良くて気に入っています。
しかし、当初*4一部の人が抱いた懸念の通り、テキストサイトはBlogの導入で少し変化してしまったようです。私はそう感じました。
私の感じる変化とは
「個性的でオシャレな日記を簡単に作れて手軽に更新できるため、より多くの人が日記を書き始めたこと」
そして
「まとまりのある文章を書こうと思う人の割合が減ったこと」
です。*5
難しい技術 → 簡易化 → 普及 → 全体としての質の低下
というのは、あらゆるツールが普及する上で避けて通れない道なので、このことの是非について論じることはしません。
でもそろそろ、手間暇かけた文章を載せ、それを自分の手できっちり整理して資料化していく人たちがまた増えてきてもいいころじゃないかな〜、と。思ったんです。
だってBlogって、書いてる本人が意識しなくても、カテゴリ分けしておけば勝手に整理してくれちゃうから、書いてる本人が自分の書いた文章(いつ、どんな内容だったか)を把握しなくなっちゃうでしょう?
そして気がつかないうちにどんどん”過去ログ”へと文章を押し流してしまうから、下らない内容の文章を更新することにも抵抗がなくなってしまうんですよね。
でもこうして自分の中の不満を見つめてみると、Blogってツールは便利に見えてまだまだ改善の余地があるんだな。WEB上でのテキストによる議論やコミュニケーションってまだまだ発展途上段階なんだな。といいうことに気がついて嬉しいやらため息が出るやら。