レボリューションを名乗るからには

FujiSankei Business i. 総合/次世代ゲーム機、出そろう 任天堂が「レボリューション」発表(2005/5/19)

先日ついに任天堂の次世代機が発表されました。
最大の売りは何といってもその互換性。
今までの任天堂機で遊べたソフトをダウンロードして遊べるらしい。
コレはすごい。
 
更に、

あとものすごく重要なこととして、インディーズゲームクリエイターが、ファミコンスーパーファミコンをプラットフォームとして習作を発表する場が出来たと言えるんじゃないですかこれは? キラリと光るアイデアひとつでゲームクリエイターが世に出る土壌を作ったんじゃないですかこれは? ダウンロード販売はそこまで考えてなきゃ嘘だ。それが出来て初めて、ゲームは文化と呼べるようになる。
おれはおまえのパパじゃない - 任天堂次世代機 コードネーム『Revolution』より

これがもし実現できれば面白いことになりますね。是非ともやって欲しいです。
どうかな任天堂さん。
 
上記を踏まえてもう一段落。
私はゲームは好きなほうですが、去年末にドラクエ8をやるためにやっとプレステ2を買ったという具合のユーザーでして。決してヘビーなゲーマーではありません。
どちらかというと、かつてゲームに抱いていた興味が薄れてきている、そういった人間です。

そんな男の意見として、関係者の方(読んでないだろうけれど)は聞いてください。
 
私、スーパーマリオ64が出たとき、正直、寂しくなりました。
「ああ、これからはこうなるんだ。」と。
「2Dのマリオが好きだったけれど、これからはそれが主流ではなくなるんだ。」と。

その後、昔の名作がGBでリメイクされたり、今調べてみたら2Dでも面白そうな新作ソフトが出ていたり*1したようですが、あれをきっかけに私はゲームを離れて行ったような気がします。
 
実際にはPSを買って、いくつかソフトも買いました。
ドリームキャストが出たり、ゲームキューブが出たり。
何れもボタンが増えてて。スティックが付いて。
ゲームはどんどん高性能で凄くなっていって。
昔じゃ考えられないような仕掛けとか映像とか入ってて。
まさに夢のよう。でもイマイチ乗れなかった。
 
「あれ、楽しいって何だっけ?」って言葉が頭をよぎった。
ゲームで遊んでいるのではなくて、ゲーム様に遊ばせて戴いている、そんな気がした。*2

懐古主義に浸りたいというわけじゃありません。
マリオカートなんかはむしろ今のゲーム機のスペックを十二分に発揮した方が面白そうだし。
ただ、かつて名作と呼ばれたソフトの”形”を「昔のものだから」という理由だけで放置して、高性能なソフトの開発ばかりに向かうのはもったいないんじゃないか。そう思うんです。

レボリューションの発表に当たって、そしてテラヤマアニさんの記事を踏まえたうえで、私の率直な気持ちはスーパーマリオワールドの続編がプレイしてみたい」です。もちろん、スーパーファミコンのスペックで。たぶん、実現することはないのだろうけれど。
 
ゲームが昔大好きで、今もちょっとだけ好きな、そんな男の独り言です。

どうかな任天堂さん。

*1:マリオvs.ドンキーコング』とか

*2:最近は操作ボタンの数が少ないソフトや”コントローラーを使ってゲームする”という前提そのものを取り払ったソフトも出てきました。なかなか良い感じですね。