ヘッドホン

高校時代の親友Oは熱狂的なJAZZファンで、JAZZのアルバムばかり200枚くらい持っておりまして、スピーカーへのこだわりも半端なものじゃなかった。

以前彼の自宅に行った、ちょっとした衣装ケースくらいのデカさのスピーカー(木製)が2つドデーンと部屋の奥に鎮座しており、驚きました。

それに引き換え私は、無類の音楽好きを自覚している割には今まで音を聴くための”道具”というものにこだわりを持たずに過ごしてきました。

何故突然こんな話をするかというとですね、
めでたく夏のボーナスが出ましてね、
まぁ、半分くらいは貯金に回すとして、
残りで何か買おうかと。
そう思ったんですが特に欲しいものが思いつかない。(苦笑)

いや、欲しいものはあるんですよ。車とか家とか。
でも今すぐ買える・必要なものじゃないんで。

いくつか考えたんですがどれも購入に二の足を踏むほど高いか、今すぐ買うことの必要性が感じられないものばかり。

そこで最初の話に戻ります。
ちょうど使っていたヘッドホンが壊れたし、新しいものを探すことにしました。
せっかくだから音に対してこだわりを持とう、と。
もっと質の良いものを選ぼう、と。
ということで奮発していつもより高めの、あれ何ていうんですか?アーム型?
頭にカチューシャみたくセットして耳を完全に覆ってしまうタイプの。
あれを買いました。

―――帰って聴きなれたCDを鑑賞―――

おお。誇張じゃなく、今まで聴いてたのと違う音が聴こえる。
音質がちょっと良くなってる(雑音が少ないとか低音が綺麗で力強いとか)他に、
「あ、あの楽器ここで鳴ってたんだ〜。聴こえてなかった〜。」
っつうのがいくつか。

大事なんすね。ハードの性能というのも。