言音 〜”オタク”より”ヲタ”が、”アキバ”より”ハバラ”が、私は好きだ。

「オタク」という言葉に馴染めない。
というか、自分がオタクであることに自分が馴染めないのだがこれはまた別の機会に書くとして。
「オタク」という言葉にどうも馴染めない。


私はこの言葉のイメージが嫌いなのかと思っていたが、どうやら音そのものに不快感を感じているようである。


「オ」・「タ」で音が広がろうとしているのに、最後のクで内にこもってしまう感じがするのだ。「何をそんな、我慢しているのか?」と聞いていてイライラする。
それよりネットでよく使われる「ヲタ」の方が抵抗なく使える。頭は「オ」でなく「ヲ」。その方がロックだ。スナップの効いた音だ。当たると痛そうな感じがいい。






……あ、すいません。自分の感じたままの言葉で書いてますけれど、わかりにくいですか?ついてこれてますか?……続けます。






同時に「秋葉原アキハバラ)」を「アキバ」と略することに私はとてつもない嫌悪感を覚える。今書いていても不愉快なくらい。w
秋葉原」は元が「アキバハラ」と発音していたことから、その名残で「アキバ」と略するそうだが、もう「アキバ」はやめて「ハバラ」にした方がカッコイイと思う。「アキバ」と聞くとどうも脱糞しているようなイメージがよぎる。


「ア」で何もない無の空間があって、「キ」で何かがそこに収束する感じがするのだが、最後の「バ」で全部台無し。なんかもう、小麦粉のいっぱい入ったビニール袋の底に裂け目が出来て、中の小麦粉がボタボタボタッと漏れ落ちる様。


100%美化するとビッグバンのようなイメージだけれど、最後の破裂音である「バ」がとても爆発に達していない情けない破裂に聞こえる。これが「アキバスド」とか「アキバズグガ」なら小規模ながら破裂していていい感じだ。後者は語呂が悪いが。というか原型を留めていないが。


その点「ハバラ」なら元の言葉の略だし、これならば休火山が爆発するような、空に抜ける心地よい感じがする。是非とも「秋葉原」のことは略せずに「アキハバラ」、もしくは「ハバラ」と略すべきである。「アキバ」と呼ぶ奴に死を。



今、「こいつは頭がおかしいのか」と呆れながらこの文を読んでおられる方も居ると思うが、逆に言えばみんなどうして平気なのか。私の方が不思議だ。「オタク」「アキバ」という言葉、特にその音に不快感を感じる人は私以外に居ないのだろうか?

ここで重要なのは言葉の「意味」ではなくあくまで「音」なのだ。
事実、「ヲタ」や「ハバラ」であればちっとも不快感はない。むしろ誇らしく感じる。
私は雑誌やネットを読んでいてこの言葉に出くわすと一々差し替えたい衝動に駆られる。



誰か「この言葉の音が好き」若しくは嫌い、という人。ブックマークして欲しい。トラックバックして欲しい。きっと私以外にも同じ感覚の人間が居ることを信じて。世界の隅っこで、望みを託して。