西宮探訪 〜もしや朝比奈ってこの表札から…

某月某日。
私は兵庫県西宮市にいました。

何故?

これこれ。これのせい。



涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)



はい。ヲタの皆様には今や説明する必要すらないほど売れている涼宮ハルヒシリーズです。
私は天邪鬼なので基本的に流行り物に手を出さないことが多く、少なくとも流行ってる最中に手を出すことはあまりないのですが、いやぁ、今回は見事にハマりましたね。もう『暴走』まで読みました。しかも初ライトノベルなんですよ。実は。

原作やアニメの舞台のモデルとなっている場所が、自分の住んでいる所から意外と近いということを知り、んじゃあ、行ってみるべということで今回は西宮まで足を伸ばすこととなった次第です。所謂、「聖地巡礼」というやつですね。

とは言うものの、既に何人もの方がこの地を訪れて詳細なレポートを書いておられます。

★参考
聖地巡礼の旅 涼宮ハルヒの憂鬱編 西宮市
神奈井総社@rNote - 涼宮ハルヒの憂鬱
リスト::舞台探訪 - 涼宮ハルヒ


ここで画像を並べて同じことをやっても今更という感じなので、私は各スポットを渡り歩いた感想を書いてみようと思います。上記のページを参照されながら読むと臨場感がUPします。きっと。




当日は当然ながら休日。
朝からすることもなくネットを見ていました。
やることもないのでいつも通り喫茶店にでも行って本でも読もうか、本屋を4,5軒ハシゴして来ようかなどと考えていたところ、はてなブックマークから上記のサイトを発見。ほうほう、ハルヒの舞台ね。兵庫にモデルがあるのか。え、西宮ってどの辺?……意外と近いじゃん!

決定。
気が付いたら近くの金券ショップでJRの回数券を購入して新快速に乗っていました。

途中で乗換えを挟みつつ電車に揺られること約1時間半。
西宮北口駅へと到着しました。

降りてまずは普通の駅だなぁという感想。あたりまえか。
W−ZERO3で上記サイトの画像を見つつ現場を確認。

おお凄い。確かにここだ。駅前広場の形はアニメに出てきたものそのままです。
キョンはこの自転車放置禁止区域にチャリを停めて持ってかれたんだなぁ。あるあるwwww。
うわ、この写真、このアングルだったらビルに入らないと撮れないじゃん。わざわざ断って撮ったのかな。ご苦労なこって。
そんなことを思いつつ、SOS団集合ポイントのベンチに座って今後の行き先を考えていました。
何をするにも行き当たりばったりな俺。


どうやら彼ら行きつけの喫茶店のモデルが駅からすぐ近くらしいのでまずはそこへ寄ることに。
結局どこに来ても喫茶店に入るんだな俺は。w 




珈琲屋ドリーム
↑その喫茶店のサイトがこちら。
↓谷川先生他スタッフの方が取材に来られたときの様子について言及されているエントリーがこちら
当店がアニメに登場!!



店内は落ち着いていて非常に良い雰囲気でした。

何でも涼宮ハルヒという女子高校生が主人公で、西宮北口周辺が舞台。当店は主人公達行きつけの喫茶店という設定とのことでした。
まぁ、当店はコーヒー主体のお店で高校生同士で来るというのはあまりないのですが、作者の谷川さんが常連という関係で当店を選んだようです。

確かにこの店にSOS団の面々が来たら五月蝿いだろうな。w
奴ら店内に飾ってある美術品とか目もくれなさそうだからなぁ。w
小説の原稿を書くのにもってこいな感じの店です。

当日はエスプレッソのストロング(アイス)とプレーンワッフルを注文しました。
エスプレッソいいですね。酸味と苦味と香りの強いコーヒーが好きです。
だから私はイタリア人がエスプレッソに砂糖を溶かしまくってデザート感覚で飲むとかいう話を聞いて仰天しましたよ。邪道だ!苦くてこそコーヒーなのに!イタ公め、そんなことだからフランス人から「あいつら何でもかんでも『ボーノボーノ』言って食うから節操がない」なんて陰口叩かれるんだよ!パスタを盛るな!山盛りにするな!


うわあああん!そんなイタリアが大好きだ!(どっちだよ)
パスタ最高。ピッツァ最高。ドリア最高。ラザニア最高。


何の話でしたっけ?ああ、ハルヒか。

とにかくコーヒー好きとしてはこういう喫茶店が近所にないのが悔やまれます。京都辺りで開拓してみるか…。



ドリームを後にした私は野球場に向かいました。そう、「退屈」で野球大会が開かれた場所です。距離は駅から歩いて20分ほど。
うおお、そのままだ。駅前も喫茶店もそうでしたが、本当に取材してそのまま描いてるんだなぁというのがわかるくらいそっくり。ハルヒたちがひょっこり出てきてもおかしくないくらいです。これ、実写版撮ったら面白そうだなぁ。

野球場の隣には陸上競技用のトラック、テニスコート等もあり、なかなか広い運動施設でした。
近くの公園は親子連れで賑わっていました。すいません。怪しい者ですいません。すぐ帰りますから。*1

時間も押し迫ってまいりました。
本当は一日かけて市内全部を回ってみたいところですが、いかんせん、出発したのが午後なのでもうすぐ夕方です。野球場を離れた私はどうしても行っておきたい場所を目指しました。あの池です。



(写真は朝比奈ミクルが映画撮影で鶴屋さんたちから放り投げられた池。危険なので良い子は中に入ったりしないように。w)


思ったより広かった。そして水が汚かった。w(池だしね)
こんなところに放り投げられた日には堪らない。
夕暮れ時ということもあって犬の散歩をする人たちが多かったです。
こんな人目につくところでウエイトレスの格好をして変なポーズとって「ミクルビーム!」とか絶叫するのはさすがに恥ずかしいと思う。周り、住宅街だし。それにしてもこのステージは一体何のために設置してあるんだろう。謎だ。



こうして私の聖地巡礼は終わりを迎えました。
また機会があったら他の場所も回りたいな。




最後に。
実際足を運んでみると面白いですね。

小説や漫画の舞台って言っても適当に資料から抜粋したり、原作ではここがモデルだけれど、面倒くさいから代わりに近所の店を描いてみたりなんて別に普通じゃないですか。所詮は架空のお話だし。

でも今回歩いてみて全く距離に違和感がないんですよね。
野球が終わった後に昼食をとったVolks(劇中ではWolks)なんてすぐ近くで
「ああ、本当に野球終わった後ここで食事したんだろうな」
って感じの店選びだし。

「ここで彼らは生活しているんだな」

という感じがしました。谷川流先生と京都アニメーションのクオリティーに脱帽です。







あ、一つ書き忘れてた。
表題の朝比奈さんですけれどね。
西北の駅前を歩いていたときにふと横を見たら「朝比奈」さんって表札の民家を見かけたんですよ。
流石に迷惑なので写真は撮りませんでしたし、どこにあるかも教えませんけど、もしかして谷川先生が
「あ〜、このキャラの苗字何にすっかな〜。」
と思いながらこの辺を歩いててこの表札を見て
「……朝比奈、か。悪くないな。」
と思って決めたのだとしたら面白いなと妄想してみました。






涼宮ハルヒシリーズ

1:憂鬱 2:溜息 3:退屈 4:消失
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)
5:暴走 6:動揺 7:陰謀 8:憤慨
涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)

*1:みなさんも行くときは周辺住民の皆さんの迷惑とならないようにしましょう