”使いやすさ”って時代や技術の変化によっても違うものですね

WEBユーザビリティーというものを意識し始めたサイトオーナーが一度は悩むであろうテーマ、「外部リンクと内部リンク」。

当研究所でも今後取り上げてみたいテーマの一つですが、8月から私が発足させる『個人WEBサイト文化研究所』ではとりあえず

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(上:外部リンクの例(赤→桃色) 下:内部リンクの例(緑→灰色))

このようにCSSを使って色で区別することにしました。

以前、『迎賓館裏口』の柊さんがちらっと書いておられたことを受けて、それを自分なりに実践したみた次第です。

また、これもちょっと前の出来事ですが、『遥かな道しるべ』の遥さんに「別窓で開くようにしたら見やすいですよ」とメッセージを送ったところ、「Shift+クリックでリンクを別窓で開くようにはできるけれど、別窓を拒否するショートカットはないのでそういうことはしない。」ってな感じのお返事をサイト上でいただいたんです。

そのとき「ああ、それもそうか。」と思ったんですが、同時になぜ自分が「別窓を開くほうが便利だ」と感じていたか不思議に思いました。

今もそうなんですが、私はタブブラウザSleipnirです。むちゃ便利。お持ちでない方はこちらからどうぞ)を使っていまして、別窓は今見ているタブがアクティブなまま、右側へどんどん追加されるように設定されています。そして回線はISDN。戻るボタンを押して戻るべきページに重い広告なんぞあった日にゃ、読み込みが遅くておっくうです。

つまり別窓を開くのに適した環境だったというわけ。
巡回するときはいつも最初のページを読み込んでから、一気に10箇所くらいページを開いて最初のページを読みながら他のページが読み込み完了するのを待っています。

遥さんの意見には一理あるし、一方でニュース系サイトでは「外部リンクは別窓」というのが一般的になってきた感もある。かといってIEを使う初心者が勝手に開く別窓を快く思うかと思えばそうじゃない。私のように、環境によってもどっちが快適と感じるかに差がある。

というわけで。
現時点ではこれくらいが妥当かなと考え、「色分け」をすることにしました。
最初に説明を入れておけば色分けしている理由について戸惑う閲覧者も少ないだろうし、検索から流れてきたとしても見た目にリンクの色が違えば学習するのも容易ではないかと。開設後に「初めての方へ」で説明を入れようと思います。

でもやっぱり最終的にはブラウザがもっと使いやすくなるしかないですね。
便利な機能だとは言ってもマウスジェスチャーやショートカットキーくらいしかインターフェイスがないなんて、まだまだ使いにくいツールだとは思いませんか皆さん。ねぇ?