夏のお〜わ〜りぃ〜

シャンプーがね、泡立たなかったんですヨ。今日。

「陰謀?これって何かの陰謀?」

また誰かに狙われてるのかっ?!一瞬冷やりとしました。なんせ僕ってほら、賞金首じゃないですか。でもそこは大物。

”泡立たないんだったらシャンプーの量を増やせばいいじゃん”
という明快な答えを導き出したわけですよ。クールにね。
で、さっきの倍量の白濁液を手の平に出した、髪に付けた、掻いた、かき混ぜた。・・・・・・・・・泡立たねぇ。

「呪い?もののけの類?」

んなわきゃない。科学的に考えましたよ。工学部応用化学科卒の名にかけてね。きっとあれだ、水分が足りないんだ。そうだ。ちょっと濡らせばほら、界面活性剤の親水基が水和してだな、・・・・・・・・・・・・泡立たない。

はいはいおかしい事になってきましたよだってこれ変でしょ怪奇現象だヨ昨日まであんなにこれでもかってくらいお前はメレンゲか?メレンゲを頭に乗せているのか?ってくらい泡立っていたのに今日のこの気の抜けたビールみたいな泡は何?引退?現役引退?いったいこれはどう

あっ・・・・・・・・!!

『リンスと間違えてるから泡立たない』

まぁね、一般大衆は月に一度くらいこのような失態をおかすのが当たり前かと存じますが、天才たる私も年に一度はこういうね、人間味のある失敗をするってことをね、惜しげもなく告白してみました。・・・・あ、いいです。拍手はいいです。本当に。はい。