「テキストサイト”村”」って的確な表現だろうか
テキストサイトの群れを「テキストサイト村(あるいは「テキスト村」)」と表現する人がいますが、これは的確な表現でしょうか?私は疑問を感じています。
テキスト系用語集(『esquisse』より)によると
テキストサイトコミュニティ全体を指す時、「テキストサイト界」という言葉を大仰に感じる人が好んでこの言い方を使う。界隈の狭さ・村社会的馴れ合いの隠喩でもある。
とのこと。確かにほぼこの定義どおりの意で使っている人が大半でしょう。
しかし、この言葉を好んで使う人の用法を読むと、どうも彼らが普段閲覧している「自分の目の届く範囲でのサイト」のことを指しているように思えてなりません。だとしたら、あまりにも視野の狭い表現と言えます。
つまり「テキストサイト村」という表現そのものがコミュニティを狭いものとし、”村社会的馴れ合い”を助長していると取れないでしょうか。
「テキストサイト」という定義のあいまいさ・幅広さから考えれば、それに当てはまる個人サイトは膨大な規模に達し、そのコミュニティに対し「村」という表現を当てはめるのはあまりにも乱暴かつ不的確です。
次に示すのはGoogleの検索結果です。彼らは一体、どこからどこまでを指して、そして誰たちのどんな様子を指して「村」と表現したのでしょう。
「○○が使っているから」というバカバカしい理由なら問題外です。
本当に閉鎖的ですか?本当に馴れ合ってばかりですか?本当に極々小さい界隈ですか?
あなたが世界を狭いものにしているだけではないですか?
◆参考
「米光館 2002/9/4」
http://members.at.infoseek.co.jp/bdmus/0209.html#0401