ツッコミとは「ボケのソムリエ」
同じ熊本出身で天然パーマなら俺のほうが100万倍カワイイのにと思いながらいつも見ています。
これからも活躍してほしいです。
私もお笑いは大好きで、中学生の頃から大学2年くらいまでラジオにネタを投稿したり、哲学の本を読んだり、実際にライブやビデオや本やテレビで芸人のネタを観察して「笑いとは何か?」について自分なりに探求していた時期がありました。
思うに、”技術力のあるツッコミ”とは、単にボケをわかりやすくオーディエンスに指摘して見せるだけでなく、意外性のある視点を提供して、ボケを様々な方向から楽しめる1つの骨董品のように仕立て上げることではないかと。
「このボケは私のようにこんな点に注目すると、ほら、より一層おかしいんですよ」
といった感じに。
言うなればツッコミとは「ボケのソムリエ」です。
例えば爆笑問題が売れ始めた頃の田中裕二、あれは「この赤ワインはご覧の通り赤いんですよ」程度のことしか言えてないダメソムリエということになります。(彼は各番組の司会をこなし、笑っていいとも!のレギュラーになった後くらいからだいぶ腕が上がったと思います。)
現在私の知る範囲では天野ひろゆき、上田晋也、名倉潤あたりが日本の中堅芸人のツッコミの中ではトップクラスではないかと。
特に天野ひろゆきはあの扱いにくいウドを自由自在に操っているだけあって凄いです。
なんでそう思うかって?テレビみながら自分も一緒にツッコんでみりゃわかります。<暇人だなおぃ
みなさん今度テレビでキャイ〜ンを見かけたときは注意して見ててください。
余談ですが、よく不条理な笑いを「シュール(もちろんシュルレアリスムの略)」と呼びますが、そんな大層なものかなとよく思います。もう定着してしまったので仕方ないですけれど。