本当の勉強。自由な学問。強制も試験もない学習。

まぁ、何はともあれ、「勉強したい」という志は老若男女、誰にとっても悪いものではない。

私はここ一年で数学の本を3冊、哲学の本を5冊くらい読んでしまった。もちろん、数学や社会科学の成績が学生時代に良かったわけじゃない。でも面白かった。
大学院で修士まで進んだので、世の中の平均よりは勉強に励んできた方だと思う。化学を専攻したけれど、でも試験はやっぱり苦痛だった。自分で好きで選んだ学科にも関わらず。もちろん、他の科目より好きだったけれど。

やはり興味をもって自ら学びたいと思って学ぶのは面白い。
反対に、強制させられた学問(基礎的なものはある程度は必要だけれど)は、面白くない。

大学生の時に化学に対して「面白くてたまらない」「どんどん色んなことを知りたい」ってとこまで持っていけなかったのは僕の反省すべき点だろうけれど、でも、そこまで到達できてりゃ今頃アカデミックな世界に残ってますよ、という話。
同期には「化学を学んで分かったことは、自分は化学に向いてないんだなということだ」なんて言った奴もいた。それでもいいと思う。


さて、”勉強することの意味”だけれど。
上に挙げたことの他にキャリアアップのためとか資格のためとか、点数を取るためとか、直接何かに役立てるためにやる、ってことを除くならば、勉強とは「自分を豊かにするためにやる」んだと僕は思います。