研究メモ:被アクセスの基本式
- 被アクセスの基本式について。
- この式はサイトの更新や他所のサイトからのリンク貼りによってどのように閲覧者数が変化するかの概要を示す為、サイト管理人自らが能動的に貼ったリンクのみを問題とし、トラックバック・検索エンジンの存在を考えないものとする。
- ”常連”の定義:ある記事がUPされる度に必ず1度以上それを閲覧し、なおかつその記事にURLが貼ってある場合はリンク先を必ず1度以上訪れる閲覧者を、そのサイトの常連と定義する。
- (以上を踏まえ、)サイトAを訪れる人は、どこかに貼られたリンクから来るか、ブックマークやアドレス入力などで直接来るかの2通りしかない。サイトAに記事aがUPされたときに、この記事aによって引き起こされるアクセスについて考察しよう。
- サイトAの常連保持数をr人とする。記事aがUPされることによってサイトAの常連r人分のアクセスを得る。
- 次にこのr人のうち,別のサイトB,C,D,……etcの管理人がいて、このうちの何人かが記事aへリンクを貼る。
- さらにサイトB,C,D,……etcを見たそれぞれのサイトの常連のうち別のサイトB',C',D',……etcの管理人がいて、このうちの何人かが更に記事aへリンクを貼る。(以下、記事aの話題が浸透するまでこの繰り返し。)
- 一見、複雑そうに見えるが、これらは全て「記事aにリンクを貼ったサイト」と一括りにすることができる。サイトAから直接記事aを発見してリンクを貼ったか、その他のサイトを経由して記事aを知りリンクを貼ったか。本件でこの2つを厳密に区別した方が良いという合理的な理由はない。
- 「記事aにリンクを貼ったサイト」が合計n個あるとして、それぞれのサイトの常連保持数をとする。
- 以上より、記事aにリンクを貼ったサイトの常連の合計である人分のアクセスを得る。
- サイトAの常連rと、サイトB、サイトC、……の常連それぞれの常連には重複がある。この分を考慮して重複した人数Cを差し引くと
【閲覧者数:P,常連保持数:r,リンク元常連保持数:r',被リンク数:n,重複人数:C】
となる。
- サイトAに記事aがUPされることで、この記事aが原因でもたらされるアクセスの総計は以上の通りである。