閲覧者という味方・敵

この研究所を立ち上げたとき「もう一度0から、今度は今までで最高のサイトを作ろう」と思いました。
でも今から考えるとその際フロッピー2枚に及ぶ過去ログを全て下ろしたのは、私にとってマイナスだったかもしれません。閲覧者にぐうの音も出させないほど睨みを利かせていた日記や論文を。

これまでユーザビリティに誠実であろうとした大規模サイトの管理人が、少数の意見を気にしすぎたり、逆に大勢からの間違った意見を真に受けて心労がたたり、閉鎖してしまったり、更新への情熱を失った姿を五万と見てきました。

閲覧者は大事なお客様であり、性質の悪い敵でもあります。

あちこちからリンクしていただいたお蔭でこの一週間、それまでより多くの方から見ていただくことが出来ました。ありがたい限りです。リンクしていただいた方にこの場でお礼申し上げます。

同時に、もう今まで通りの感覚ではいかなくなるんだなと少し思いました。
来る人が多くなればなるほど、一人の方から戴いた意見の重みを今まで通りに感じてはいけなくなるんですね。

匙加減が難しいなぁ。
悩みは尽きません。