自殺の止め方について2

さっそく反応を戴きました。
どうもありがとうございます。

まず念のため、みなさんに誤解して欲しくないのは、私は決して「唯一究極の回答」を求めているのではないということ。
こんな難しい問題、絶対的な答えがあるわけないし、もしあるんだとしたら私より賢い人間なんて歴史上にも世界中にもたくさんいるんだから、答えが出てないわけが無い。
だから答えはちょっと抽象的でもいいし、複数でもいいと考えています。むしろたくさんのアイディアが出る方が良いでしょう。


では本題に。

>みちアキさん(http://d.hatena.ne.jp/michiaki/20050420#1114007158

  1. 犯罪抑止に関して。

なるほど、つまりは

  • 極刑をコーディネートしても結局、自殺されたら終わりだから意味はないし、抑止力にならない

ということですね。なるほど。
関係ないですけれど、軽犯罪に対して恥ずかしい罰を科し、再犯率を下げているアメリカの裁判官の話をテレビで見ました。ここからわかること。罰による抑止法は、「これやってこの罰は割に合わない」と当事者に思わせられなければ抑止力が無いということ。例えば、「ポイ捨ては10年以上の懲役」ってなったら町にゴミ捨てる人間はいなくなるでしょう。

ふーむ、凶悪犯に関しては厳罰とは別のアプローチで挑んだ方が吉のようですね。

 

  1. 自殺に関して。

具体的にまとめると、

  • 人に、人生の喜びを教えてあげる(話だけではなく、できれば実際に体験させる)ことは犯罪抑止・自殺防止に繋がるひとつの方法である。

ということになりますか。
結果だけ読むと、なんか当たり前にも見えてしまいますが、これが他人からの押し付けでなく、自ら一生懸命考えた末の納得できた結論、というところに意義があるんだと思います。


いやぁ、しかし、そうか。こうなると人に優しくすることに気合が入りますね。
「人に優しくするのに理由なんていらないだろう」と抜かす御仁もおられるでしょうが、私のように「優しくしても裏切られたり、損したり、嫌な思いしたり、もうやだ。自己中心的に生きた方が結局得するし、幸せじゃないか。」とひねくれてしまった人間にとっては大いに要ります。

そりゃ、優しくしないより、優しくしたほうが世の中は良くなるんだろうな、ということぐらい、私にも想像できます。でも漠然とし過ぎてて実感わかないんですよね。
でも今回は具体的ですよ。人に優しくすると犯罪抑止や自殺防止に貢献できる!うん、すごい。

まぁ、人に優しさをどうかけたらよいのか、となると、またこれが難しいものなのですが。ここではひとまず置いておきましょう。

ちなみに私は怖いですね。死ぬの。
もし事故や突然死でなく、病気で死を迎えるなら、きっと最期はみっともないものになるんじゃないのかな。


 
 

>sakulanさん(http://blog.goo.ne.jp/sakulan_delinger/e/ca48b1ecfe50d967ce77e08285ae08e6

  • 生きていることのメリットを教える

卑しい方法なもんですか。十分です。
金儲けに喜びを見出して、自分の大切な人が自殺を思いとどまるならそれこそ”儲けもの”。

私も「自殺した場合のデメリット」より「生き続けた場合のメリット」を伝えたほうがポジティブだし、効果的ではないかと思います。

私なりに解釈すると、

  • あらゆる手段を使って、生きることの快感をその人に叩き込む。

これですね。
若い人、10代位の人の自殺の報道を見ると「もったいねぇなぁ」と感じます。
自殺するくらいだから人生の辛さはイヤというほど体験したんだろうけれど、きっと人生の喜びは体験どころか想像すらできないまま死んだんだろうな、って。大人になると小中学生程度の世界観じゃ考えが及ばないくらいの幸せ・喜びがありますよね。これは、苦労についても同じですけれど。

近しい人を自殺で亡くされ、ご自分も死にたいと感じたことのある方の意見は貴重でした。ありがとうございます。
(まぁ、実は私も似たようなものなのですが。)
 
 
あと、お二方の文を読んでいて「私が止めようとしている自殺は特殊なケースだなぁ」という点に気が付きました。
死にたいということを宣言している人、これが先の文章で私の止めようとしているケースでした。

黙って突然自殺される、日頃の様子に伏線があるときはまだしも、これは止めようがない。
心を病んでおられる方、これは病気なので素人の私がどうこうするよりも、ちゃんと専門医の診断を受けさせるなり、薬があるなら飲ませるなりしないといけない。

とにかく、止められる自殺だけでも、そして自分に関わりのある人だけでも止められるものなら。
 
ひとまずここで一区切りにさせて頂きますが、引き続きコメントやトラックバックなど、お待ちしております。


P.S.この手の文はエネルギー使うなぁ。(苦笑)