ニッポンのインターネットは今年で一区切りつきました。

 
サイト名変えようかと思うんです。
 
『個人WEBサイト文化研究所』を設立して2年半くらい経ちました。
当時、Blogは既に流行の兆しを見せ始めていました。しかし『Blog研究所』とせずにこういう名前にしたのは、まぁ、まだテキストサイトブームの余韻もありましたし、限定的な名前にして研究範囲を狭めたくなかった、という理由があったからでした。
 
ところがどっこいぎっちょんちょん。(謎
 
あーた、今、『個人サイト』って言葉使ってる人見かける?
見かけねーよな。見かけませんよね。見かけないですよ。見かけません。

これが現実。
2年半前の私は完全に時代を読み間違えました。いや、「これからますますWEB上にテキストを書く人間が増える」という点では間違ってなかったけれど、まさか「個人サイト」って言葉がこんなに廃れるとは思わなかった。

「じゃあ、『blog研究所』で行くのか?」
というとそれほど単純じゃないんですよ。

私は名前に普遍性を持たせたいんです。ドッグイヤーと評されるインターネットの時間の流れにおいて、10年後も違和感の無い名前が欲しいんです。本当はあまり改名なんて好きじゃありません。旧知の人間がふと検索したときに見つからなくなる恐れがありますし、サイトの名前と言えば人間の顔と同じですから読者のことを思うとそうそうは弄れない。何の抵抗も無くポンと変える方も居ますが。私には無理です。
 
さてどうしよう。
相変わらず私の興味対象はインターネットで名も無き素人たちが織り成す文化を研究すること。それは今後もきっと変わらないでしょう。しかし興味は個人が自分のサーバースペースに陣取って書くテキストのみならず、掲示板やチャット、メーリングリストポッドキャスティング投げ銭、あらゆるものに広がってきました。
こういったものを一言で指し示し、なおかつ10年後も使い続けていられそうな名前。
 
そんなときふと本棚に目がいきました。
KEKの森田洋平氏が1992年に日本で初めてのホームページを立ち上げて今年で13年目。
Windows95が発売されて10年目。
「そろそろ日本のインターネット文化も一区切り付けて振り返る時期だ」と感じた人が多かったのでしょうか。今年は日本のインターネットの歴史を振り返る書籍が数多く出版されました。

その本はどれもこう述べています。
「blogというツールそのものが3年後5年後まで今の隆盛を誇っているかは不確かだが、どんなに形が変わってもインターネット上での個人の自己表現の場が廃れることはないだろう。」
 
私もそう思います。
『インターネット個人文化研究所』
うん、これがいいかもしれない。
インターネットの個人文化は廃れない。これなら研究対象を広げても名前に違和感がありません。

いんたーねっとこじんぶんかけんきゅうじょ。
 
 
 
 
略して イ ン ブ 研 究 所 (爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えーと、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
長々と引っ張ってきましたがこれが言いたかっただけとです。w*1
 
あ、改名は本気で考えてます。

*1:「こぎゃん言いたかっただけったい。」と言うほうが熊本弁として違和感なかとです。ヒロシです